kinさん(愛知県)
投稿日: 2022年11月29日
4点
1.デザイン
総評でも触れていますが、最大の満足ポイントです。クーペのデザイン性を源流にしているため、A4とはまた違ったニュアンスのお洒落を感じます。
2.高い運動性能
今でこそ252馬力といえばありふれた数字になってきていますが、重量も考えれば一般道を普通に走行するにあたりこのパワー帯ですでに満足感を超えオーバーに片足を突っ込んでいます。
低重心故のカーブの安定感にも驚きました。
3.ハッチバック故の開口部の広さ
トランクは正直なところ広くありません。しかし、セダンと比べたときのハッチバックの強みである、「上から積める」点に大いに助けられました。奥行の把握や取り出しやすさはセダンにはない強みと言えるでしょう。
1.DSGへ配慮した運転を強いられる
クラッチが繋がる感覚を待たずにATのように踏み込むととんでもないショックと音に驚かされます。乗り初めは壊れるかどうかというより、精神衛生上非常に良くない体験をしました。
2.見た目とは裏腹な車内空間のタイトさ
比較的大きな車体に比べて乗り込んだときの狭さが気になりました。ホールド感といえば聞こえは良いかもしれませんが。特に助手席の余裕とは裏腹に運転席の足元がミッションの配置の関係で出っ張っているせいで左足が窮屈なのはいただけないと思いました。
3.ドアを閉めるときの窓のバタつき
サッシュレスの宿命ですが、車内外問わず窓がバタバタと振動するため、ややチープな印象を受けました。
兎にも角にもデザインの完成度の高さが特徴です。
今や国産セダンの生存戦略の一環となった、クーペライクな造形をいち早く取り入れた前モデルを踏襲しつつ、さらにブラッシュアップされています。
残念ながら国産セダンはルーフラインの造形こそ寄せられていますが、利便性を気にしたサイズやホイールベースの短さが醍醐味である伸びやかさを損なっており、活かしきれていません。
その点、本車は大柄な車体にも関わらず車内空間を犠牲にするという制約により得られたデザイン自由度の高さを十分に発揮した造形と言えるでしょう。
車内空間も狭いとはいえユーティリティの豊富さや直感的な配置をデザインと両立させられていることで非常にハイレベルにまとまっています。
運動性能に関しても不満はありません。四駆、252馬力、重心の低さとくれば私のような一般人には使いきれないほどの余裕のあるリソースを提供してくれます。高速道路が最も快適だったのが印象に残っています。
ただ一点、DSGという乗り方には慣れるまで骨が折れました。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。