たけさん(東京都)
投稿日: 2026年4月10日
4点
まずは外観から。5代目カマロ、かっこいい。初代カマロを彷彿とさせるデザイン、リクリエーションなのだから、当然といえば当然なのだが、それを現代的に仕立て直している。サン・ユップリーの手腕、おそるべし。運転席に乗り込んでみる。思ったより視界は良い。メーター類も見やすい。シートは抜群だ。十分な大きさ、固さと柔らかさのバランスが絶妙。そのおかげで、長距離ドライブでもまったく疲れないし、腰も痛くならない。路面からの突き上げは少なく、乗り心地は良い。ハンドリングもいいが、パワステが油圧式のおかげだろう。モーターアシストみたいな不自然さが全くない。直進性も、まあ悪くはない。が、前245/45R20、後275/40R20のタイヤは6.2リッターV8と同じで、いくらなんでもオーバースペックだ。前後ともノーマルの245/55R18なら、轍にハンドルを取られることもなく、直進性は更に向上し、ハンドリングはもっと軽く、乗り心地も良くなる。なぜか日本に導入される輸入車は、揃いも揃って、オプション設定の最大サイズのタイヤを履かされてしまう。それが車にマッチしているなら良いが、そうではないから困るのだ。こんな仕様のカマロに乗らされているから、「アメ車は操縦性が…」なんて思ってしまうのではなかろうか。
後席は狭い。でもまあ、これはポニー・カー、お手頃価格で買えるスタイリッシュなコンパクト・カーなのだから。マッスル・カーと見る向きもあるが、6リットルのV8hはともかく、マッスルカート言えば、やはりフルサイズなのではまかろうか。ただ、同じポニー・カーのフォード・マスタングとくらべ、より長いホイールベースを持つにもかかわらず、カマロの後席は狭い。その分、マスタングよりカッコいいのだが。
トランスフォーマーが好きか嫌いかはともかく、5代目以降のカマロのデザインは秀逸だ。モノコックボディやサスペンションなどの設計には最新技術を採り入れる反面、パワステなど人間が操作に関わる部分は、リファインしながらもコンベンショナルな技術を残している。なんでもかんでも電子化し、コンピューターがアシストすれば良いというものではない。この点、欧州車(特にベンツ、BMW、アウディなど)はちょっと勘違いしているようだ。操舵支援が入るたびにヒヤリとさせられるなんて、本末転倒だろう。カマロのような良くできたアメ車だと、余計な神経を使わずにすみ、リラックスできる。疲れ知らずの長距離ドライブができるのは、シートの作りだけではなく、車全体の設計思想のおかげだ。
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