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投稿日:2023年1月10日
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デザイン:5
走行性:4
居住性:5
積載性:5
運転しやすさ:4
維持費:3
モデル | 2018/7~2023/4 | グレード | リヴォリ |
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所有者 | 自分のクルマ | 所有期間 | 2022/2~ |
燃費 | 12.3km/L |
まず、このクルマに興味を持たれる方の多くがスタイリングに惹かれて…というケースだと思います。そこに関して、もし一目見て気に入ってしまったなら是非オーナーになっていただきたいクルマだと思います。 まずは他に類を見ないボディデザイン。 フロントライトやインテリアのBRMの時計が出てくるギミックは感動モノです。 そして、個人的に何よりも魅力的なのは内装のセンスです。ちなみに、私の内装はリヴォリです。独創的で繊細でこだわりのあるデザインは、一度惚れてしまったなら他のクルマではなかなか満足できなくなるのではないでしょうか… クルマを購入する動機のうちデザインや個性を重視する方、質感の高いクルマに乗りたいが、良く見かけるブランドや車種は嫌だな…という方には最適な選択のひとつになると思います。 ドライブフィールについてですが、足回りはノーマルモードだとやや硬め、スポーツだとかなり硬め(ハンドルも締まります)、この車種のひとつの売りでもあるコンフォートモードだと路面をスキャンしながらの柔らかいふわふわした足回りが楽しめます。 私は通常はノーマルですが、一般道のあまり舗装状態が良くない場所を走るような場合はコンフォート、山道だとロールが少なくてバタバタしないスポーツにしたりで変化を楽しんでいます。 防音なども優秀で、シートは疲れ知らずな快適な座り心地です。 乗り味は総じてとても快適だと思います。高級車らしい佇まいから想像できる乗り味だと思います。 また、プジョーシトロエンと共通の先進安全機能も馴れてしまえばかなり優秀で、高速道路やバイパスなどでは1度もアクセルブレーキを踏まずに快適な運転をすることも可能です。 あと、ヨーロッパ系のオーディオが好きな方にはフォーカルの14スピーカーはなかなか優秀で、中音域やヴォーカルの艶やかな音が出ていると思います。 好みにはなりますが、防音性能の高さと合わせて、スピーカーも気に入れば意外と大きなポイントになるかもしれません。 キャンプやスノボなどに行かれる方や、特別大荷物を積んでの移動が多い方は、トランク容量や積込のしやすさの確認は必要かと思いますが、通常の買い物や旅行などで荷物が積みづらい…または容量が足りないということはまずないかと思われます。 都市部でのる場合、路肩のパーキングなどに停めていると道行く人に良く見られますし、高速のパーキングなどでは人だかりができる場合もあります(笑) 2年乗ってますが、今のところ故障トラブルないです。
以前乗っていたプジョーもですが、ブレーキタッチが少し独特なので、慣れるまでは気になるかもしれません。 ディーゼルだと燃費は良いですが、乗り心地重視だとガソリンがおすすめなのはもどかしいところです。予算が問題なければPHEVがベストなのでしょうか… このクルマのデザインや魅力が世の中の人全員に伝わるわけはないと思っているので…そこをわかってくれる人が周りにいないと「どこのメーカー?!」「絶対壊れるよ~」「何でそんなクルマにしたの?!」みたいなこと言われることはあります…私はそれが楽しいので構いませんが(笑) あとは、現状とても少ないディーラーとサービス工場に不安のある方はおすすめできないですね…少しずつではありますが、プジョーシトロエンディーラーさんでのアフターサービス、メンテナンスも始まりつつあるようなので(はじまっていても、DSブランドのノウハウが少ないと結局最初からあるメンテナンス工場に持ち込まないといけなかったりする場合もあるかもしれませんし)、実際に近くのディーラーさんで聞いてみるのが良いかと思われます。 斬新な電子ギミックは、2年乗って今のところどこもトラブルないですが…(この先どうなるのか不安がないわけではありません…) あとは、リセールがどうなるのかが不安要素ではあります…(その分、状態の良い中古車が安く出てくることもあるので、コスパそのものは決して悪くないとも言えるかもしれませんが…)
高級車ブランドに乗ってるという満足感がほしい方、ディーラーの数やメンテナンス体制などに不安がある方は、メルセデス・ベンツやBMWやAudiなどの方が安心だとは思います。 逆に冒険したい方、人と違うクルマが欲しい方には有力な候補のひとつになると思います。 実際に、ドイツ車の安心感や安定感から離れて個性が欲しいという方が購入されるケースが多いとディーラーさんに伺いました。 あとは、いろいろ書きましたが基本的なクルマとしてのデキの良さも是非のって試していただきたいです。 足周りや防音など含めて乗り心地の良さと快適さ、走りの滑らかさ、実燃費の良さなどは結構優秀だと思います。 ですので、メリットデメリットを差し引いてもなお、独裁的なデザインに惹かれた、自分の好きなものに囲まれていたい方にとっては、DS7の“単純なクルマとしてのデキの良さ”も含めておすすめしたいクルマだと思います。 万人受けする車種ではないのは確かだとも思うので、是非一度触れて、乗ってみていただきたい車種です。
DSブランドのフラッグシップSUV
新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。