いまさとさん(山梨県)
投稿日: 2019年2月23日
5点
「外車は壊れる」のイメージをぶち壊すほどの頑丈さ。
極めて運転しやすい操縦性と、別次元の制動力を誇るブレーキ。
国産ハイパワースポーツには劣るが、それでも必要十分以上の加速。
キーを回したときの「やる気にさせてくれる」エキゾースト。
国産では得られることの難しい、歴史と伝統を感じさせる重みのあるエンブレム。
2シーターミッドシップにしては非常に優秀なトランク容量。
信号待ち程度の時間で開放できる電動ルーフで、近所の子供たちのヒーローになれること。
この価格帯の車両にしては驚くほどにチープな内装。特にレバーやスイッチ関係。
3リッター超であり、回すと楽しいので仕方ないことではあるが、やはり良好とは言い難い燃費。
モデル終期以外ではグローブボックスがなく、車検証の収納場所を考える必要があること。
エントリーモデルとはいえ高級車の部類なので、整備や部品の調達は物入りになってしまうこと。
普段の足にできるほど頑丈なことにかまけて職場への通勤に使うと、仲間の顰蹙を買うこと。
車好きと呼ばれる人から、911でないことを揶揄されること。
奥さんの目線が氷のように冷たくなること。
ただしそれらデメリットの全ては、他の多くのメリットと比べて取るに足らないものである。
絶対的な速さを求めるなら、他にいくつも選択肢がある。
ただし、運転していて楽しいと思える車は、そう選択肢は多くない。
思った通りの動きをして、肩肘を張らずに乗ることができて、いざという時は戦うこともできる。
決して人は乗せられず、荷物もさほど多くは乗らないが、ここまで色々できる車というのは
他にはなかなかないのではないだろうか。
そして、それらが200万を切る値段で手に入るのであれば、一度は冒険してみるのも面白いのではないか。
その期間が2年足らずだったとしても、彼等を所有してみるというのは、十分に価値のあることだと思う。
少なくともその間は、大きな楽しさと謎の自信で満ちた生活ができると保証する。
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