ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月19日
3点
【エクステリア】
クロストゥーランはゴルフトゥーランをベースにしながらも、外観デザインは明確に差別化されていて、専用の前後バンパー、ホイールハウスエクステンション、ブラックサイドモール、サイドスカートなどによってSUV風の外観としている。
【インテリア】
インテリアはシート地に専用のファブリックが採用されているほか、カーナビが標準装備されることなどが相違点。それ以外の部分は基本的に共通と考えていい。室内の広さなどはゴルフトゥーランそのものだ。
【エンジン性能】
搭載エンジンは103kW/220N・mを発生する1.4Lの直噴インタークーラー付きターボ+スーパーチャージャーのツインチャージ仕様のTSIエンジンで、これもベースのトゥーランと同じ仕様だ。
【走行性能】
ツインチャージのTSIエンジンは低速域からしっかりトルクを発生し、220N・mの最大トルクにはわずか1250回転で達する。ミニバンやSUVなど、車両重量の重いモデルに適したエンジンで、クロストゥーランのボディを軽快に走らせることができる。7速DSGとの組み合わせもまずまずで、低速域でのギクシャク感もほとんど気にならない。
【乗り心地】
最低地上高を高めた専用の足回りは、標準車に比べるとちょっと硬めの乗り心地。今回の試乗は箱根の芦ノ湖スカイラインを中心に走ったが、ワインディングを走らせても地上高の高さを感じさせず、安定感のある走りを見せた。コーナーではそれなりにロールするものの、緩やかな動きで不安感がない。むしろ安定感のほうが印象的だった。
【エンジン性能】
重量も変わらないのに、タイヤの影響からか、燃費が15.0km/Lから14.0km/Lへとわずかに悪化した。これのためエコカー減税もTSIコンフォートラインなどが75%低減なのに対し、クロストゥーランでは50%低減とやや条件が悪くなる。
クロストゥーランの価格はゴルフトゥーランの上級グレードであるTSIハイラインに対してわずか9万円高の348万円の設定。カーナビやリヤビューカメラなど、ハイラインにはない装備を追加しながらこの価格なのだから、ハイライン専用装備の分を割り引いて考えても十分な買い得感を感じさせる。エコカー減税分を含めても同様だ。今の時点でトゥーラインを買うなら、クロストゥーランが最もお勧めである。
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