eivalさん(神奈川県)
投稿日: 2017年9月13日
4点
一般的なゴルフでは味わえない重厚感と安定性があり、長距離・長時間の運転でも快適さを保てます。特に高速道路ではアウトバーンのある国から来たことを納得させられつつも、ここでは出せないポテンシャルの高さにゾクっとしたり、歯がゆさを感じたりします。
このVR6というグレードはゴルフⅢ世代にしかなく、希少価値があるかどうかは別にして、ちょっとした優越感にも浸れます。
エンジン音はそれなりにうるさく、場所によっては夜間の始動をためらってしまう程です。燃費も決して良いとは言えず、当たり前ですが、その他何かと維持費が嵩みます。直線ではシンプルに速いですが、なにせ前部が重たすぎるため、コーナーでは常に意識する必要があります。色々と大げさな事をしているのも関わらず、内装では何故か布シートだけで、レザー仕様がオプションにも一切ないという間抜けさがあります。
ゴルフなのに2.8リッターのV6エンジン搭載という無駄さ加減を愉しめる上に、(個人的には)何よりゴルフ史上最もいい表情と佇まいによって、所有者を気持ちよくさせてくれます。
フロントグリルとリアにあるVR6のエンブレムも何ともカッコよく、標準装備されているBBS5穴ホイールも気が利いています。現在では言うのも烏滸がましくなりましたが、当時はまだ耳馴染みの薄かった「人間工学に基づいて設計された」シート、それのみならず運転席全体にも行き届き、さりげない空間づくりが運転手を癒してくれます。とは言っても、普段はそんなことも忘れて、ただでっかいエンジン積んだだけのワーゲンのくせにって思ってしまうんです。良くも悪くも、これ一代限りで途絶えた事実を身をもって理解できるのは、所有者だけなのではないでしょうか。。
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