いつかは、2シーターオープンカー（芦毛のジイジさんのクチコミ投稿）

「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありました。カローラ、コロナ、クラウンと、名前の頭文字がCのならびで、カローラから順に乗り継いでいつかはクラウン」が、自分の若い頃でした。その高級車クラウン等VIPカーがずらりと並んだお店「MKコーポレーション」さんの在庫車の中に自分の探していた車がいたのです。年をとり白髪になったら2シーターのオープンカーに乗りたい！と思った若かった頃、そんな自分は還暦を過ぎ髪の毛は白髪になり、準備は整っていました。後は、格安でいい個体をどう見つけるかにかかっていました。そんな時、ネットで目にとまったのが「MKコーポレーション」さんにあったMR-Sでした。2シーターのオープンカーは数々ありますが、自分が欲しかったのはMR-S。既に生産中止になってから約10年が経っています。発売されたのが1999年から2007年だったかと思います。そのMR-Sの中で「MKコーポレーション」さんにあったMR-Sは前期モデルのまさに初期の2000年モデル！いいですね！ 自分は、1955年製です。走行距離は、15.3万キロ。登録から約17年を経過し15.3万キロ、元気に動いてきた感じがします。人間も機械も年をとっても元気が一番ですね。しかし、高齢車で長く動いてきた車の状態は外観やエンジンをかけ少し走ったぐらいではわかりません。では、何を基準にするのか。 自分は、その車を扱う販売店さんを信用するか否かだと思っています。「MKコーポレーション」さんに電話をし、MR-Sを見せてもらいにお店を訪れたのは、9月3日でした。奥にポツンと立ち竦んでいたMR-Sを見やすいように広い場所に出していただきステアリングを握らせてもらい各部を確認させていただきました。車に接したとき「ときめき」を感じるかどうか？ 「考えるな、感じろ」です。車を見せてもらった後、社長さん、店長さんとも色々なお話をさせていただき、お二人のお人柄で購入を決めました。あっ、MR-Sに「ときめき」を感じたのも決めてですよ。車との出会いが人との繋がりを生むこともあります。自分の探していたMR-Sが、いいお店との出会いを生んでくれたように思います。9月24日、MR-Sの納車 ピカピカに磨き上げられたMR-Sのシートに座り、スターターボタンを押す。 ブォーン背中に感じるエンジンの鼓動。この年になっても、ワクワクとした気持ちになります。社長さんと店長さんに見送られてMR-Sは走り出しました。いいお店にあった、いい個体に出会えて幸せです。「いつかは2シーター」のぼんやりとしたものが現実になりました