紅の男爵さん(茨城県)
投稿日: 2014年2月21日
4点
世界初の量産ターボ車の直系。日常の足として低圧過給も捨てがたいが、やはりエアロはその上を行く。北欧家具を思わせる合理性、無階級性はそういう生活感覚の人には他では得られない満足感を与えてくれる。合法的な速度域ならばこれ一台で必要十分なマルチプレーヤーでしょう。
何か一味足りないキャラクター。商品企画が中途半端なのは弱小メーカーの故か。惜しまれる。
高速性能は国産車ではリミッターが働く速度域で挙動が落ち着かなくなる。それがこれ一台ではちょっとさびしくなる理由。
オーディオは最高とは言い難いラインアップなのにアフターマーケットを拒否した互換性のなさが欠点。SEで標準のリアシートヒーターが、動力性能では旗艦のエアロにはオプションにもならないのは日本市場を知らなさ杉。経年変化ではがれてくるインパネの化粧板(マホガニーもカーボンも)、光で褪色するシートベルトキャッチの赤いプラボタン。
整備性の悪いエンジンルーム内のあれやこれや(96時代からの宿阿だが)。
乗ってみて初めて解る通の車。こういう車の売れない世界はお子ちゃまの多い先行きのない社会でしょう。
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新車時価格はメーカー発表当時の車両本体価格です。また基本情報など、その他の項目についてもメーカー発表時の情報に基いています。
このクチコミに対するコメント
コメント:1件
C900からの乗り換え組です。 既に個体数も少なく、ほぼ絶滅危惧種ですが維持はそれほど手もかからず、信頼できる工場の目途さえつけられればこんないい車も少ないのではないかと。
初めて乗っても10分かそこらで乗換の違和感を感じなくさせる車ってそうそうお目にかかれないと思いますよ。 いい車です。
おとんさん