▲カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015のイヤーカーはマツダ CX-5 ▲カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015のイヤーカーはマツダ CX-5

カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015 TOP10!

20世紀に大ヒットした伝説の名車から、デビューしたてのブランニューモデルまで、この1年でカーセンサーnetに中古車物件が掲載された車種は優に6000を超える。その中でも、年間を通じてユーザーからの反響が多かった車種に与えられる称号が「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」だ!

「カーセンサー・オブ・ザ・イヤー」では、過去1年間にカーセンサーnetに掲載があったすべてのモデルを対象に、カーセンサーnetに掲載された合計台数、実際に問い合わせのあった合計件数、掲載された1台あたりの問い合わせ集中率を独自のルールでポイント化。そのポイントが最も高かった車を、その年のカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーとする。そして、今年もっとも注目度の高かった車TOP10は以下のとおりだ。

1位 マツダ CX-5(現行型) 523pt
2位 マツダ RX-8(初代) 493pt
3位 日産 リーフ(現行型) 488pt
4位 ミニ ミニ(初代) 483pt
5位 スバル レガシィツーリングワゴン(3代目) 461pt
6位 三菱 パジェロミニ(初代) 453pt
7位 スズキ ハスラー(現行型) 441pt
8位 BMW 3シリーズ(2代目) 433pt
9位 スバル レガシィツーリングワゴン(4代目) 425pt
10位 ホンダ オデッセイ(2代目) 423pt


●選考方法
①2013年11月1日~2014年10月31日の1年間でカーセンサーnetに掲載された総台数
②実際に問い合わせのあった総件数
③掲載された1台あたりの問い合わせ集中率
以上の要素をカーセンサーnetに掲載があったすべてのモデルを対象に独自のルールでポイント化し、そのポイントが最も高かった車をその年のカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーとする

ユーザーの関心を引いたディーゼルの話題性と希少性

堂々の1位はマツダ CX-5。他、電気自動車の日産リーフや、納車に3カ月以上かかるほどバックオーダーを抱えたスズキ ハスラーなど、話題性の高い車種が入る一方、ステーションワゴンの王道スバル レガシィツーリングワゴンが2世代(3代目、4代目)そろってランキング入りするなど、中古車ならではのバラエティに富んだ顔ぶれとなった。

イヤーカーのマツダ CX-5のデビューは2012年2月。その翌年に行われた日本カー・オブ・ザ・イヤー2012-2013では、自動車ジャーナリストを中心とした選考委員から高い評価を受けイヤーカーの座を獲得した。それから2年10カ月。今度はリアルなユーザーたちによる中古車物件への問い合わせというアクションが、CX-5にカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠を与えることとなった。

CX-5は、年間を通じての掲載台数250~400台/月の水準で推移しており、中古車物件の絶対量は決して多くはない。だがディーゼルエンジンの話題性と希少性がユーザーの関心を集め、523という高ポイント獲得につながった。

▲過去1年間のCX-5の掲載台数と中古車平均価格。250~400台/月程度では、本来、大量の問い合わせ数は期待できないが、ディーゼル車の走行性能に対する高評価や、ガソリン価格の高騰による軽油の割安感がCX-5の追い風となった。下半期に入り中古車平均価格が下がっているが、これはガソリン車の割合が増えてきたことが原因。ディーゼル車の人気は衰える気配がない ▲過去1年間のCX-5の掲載台数と中古車平均価格。250~400台/月程度では、本来、大量の問い合わせ数は期待できないが、ディーゼル車の走行性能に対する高評価や、ガソリン価格の高騰による軽油の割安感がCX-5の追い風となった。下半期に入り中古車平均価格が下がっているが、これはガソリン車の割合が増えてきたことが原因。ディーゼル車の人気は衰える気配がない
▲ディーゼル車への関心の高さはグレード別問い合わせ割合(円グラフ左)にも表れており、2.2Lディーゼルターボ搭載の2.2XD(2WD)はグレード単体で問い合わせ全体の約33%を占める。その他に含まれるものも入れると2.2Lディーゼルターボが75%を占め他を圧倒。価格帯別の問い合わせの割合(円グラフ右)では230万~260万円が約36%で最多。決して安くはない価格ながら多くの問い合わせを受けておりディーゼル熱の高さがうかがえる ▲ディーゼル車への関心の高さはグレード別問い合わせ割合(円グラフ左)にも表れており、2.2Lディーゼルターボ搭載の2.2XD(2WD)はグレード単体で問い合わせ全体の約33%を占める。その他に含まれるものも入れると2.2Lディーゼルターボが75%を占め他を圧倒。価格帯別の問い合わせの割合(円グラフ右)では230万~260万円が約36%で最多。決して安くはない価格ながら多くの問い合わせを受けておりディーゼル熱の高さがうかがえる

今、CX-5を買うならこれ!

今、最も満足感の高い中古CX-5は何か? 狙いは人気のディーゼル車。ユーザーの問い合わせと掲載台数、最新の相場状況をかけ合わせ分析した。ポイントは以下の3つだ。

①ベーシックな2.2XD(2WD)が多い
②車両本体価格250万~260万円未満の車が多い
③走行距離は3万km未満が多い


年式は問わず、走行3万㎞未満の2.2XDが支払総額で260万円以下なら、とても美味しい買い物と言える。これを目安に探せば数は少ないが4WDも選択肢に入る。今後で言えば、2015年2月以降は、登場から3年となる最初の車検タイミング。この影響で掲載台数が増加し、中古車平均価格が少し下がることが予想される。

▲総額260万円以下、走行距離3万㎞未満の2.2XDが買い得ディーゼル車の目安 ▲総額260万円以下、走行距離3万㎞未満の2.2XDが買い得ディーゼル車の目安

■カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーは「カーセンサー 2月号」で!
「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015」を特集した「カーセンサー 2月号」は12月20日(土)発売。ここで紹介したTOP10や地域別の人気車を選出した「地域別BEST3」、300万円以上で注目度の高かった「ハイエンド部門」、生産終了15年以上の「ビンテージ部門」といった部門賞の他、カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2014-2015 TOP100を一挙に紹介する。