ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月19日
4点
【エクステリア】
本国でのデビューは2006年で、当初は丸形ヘッドランプを用いていました。しかし昨年のマイナーチェンジで、グランドチェロキーに似たフロントマスクを手に入れました。日本人にはこの顔のほうが受け入れられるでしょう。しかも段差を付けたサイドのプレスラインでジープらしいフェンダー形状を表現するなど、なかなか凝った造形です。4460×1810×1665mmというサイズはホンダCR-Vよりやや小柄です。
【インテリア】
インテリアデザインはパトリオットに似ていますが、標準装備されるレザーシートのおかげもあって、質感は格段に上です。それでいて丸いメーターとエアコンのルーバー、3スポークのステアリング、メッキの使い方、ブルーのイルミネーションなどで、ジープらしさをしっかり感じることもできます。
【エンジン性能】
2L直列4気筒エンジンと6速マニュアルモード付きCVTによる加速は、発進がやや唐突に感じるものの、その後は1450kgのボディを軽快に走らせます。5000rpmを超えると音が耳につきますが、通常はそこまで回す必要はないし、クルージングではむしろなめらかさが印象的です。100km/hは約2000rpmと低く抑えられており、直進性も安定していました。
【乗り心地】
乗り心地は、段差や継ぎ目では18インチという大径ホイール/タイヤの固さを感じます。しかしそれ以外では、サスペンションのストローク感を生かした、しっとりしたフィーリングが味わえます。ボディや足回りの剛性感は十分で、全体から伝わってくる骨太感はジープそのものです。ステアリングの反応のおだやかさ、足回りの接地感を生かした懐の深いコーナリングも、ジープらしいと思いました。
特になし
前輪駆動のクロスオーバーという成り立ちは、ジープというブランドから考えるとたしかに異例です。でも乗ればさまざまな部分からジープっぽさを感じることができます。機能ではなくファッションとしてジープを味わいたい人にとっては、願ってもないモデルではないでしょうか。
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